羅生門(芥川龍之介)

羅生門(らしょうもん)
芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)

1915年(大正4年)

芥川龍之介の初期の小説。

羅生門とは、京都の朱雀大路にある平安京の正門のこと。

高校の教科書にも採用され、知名度が非常に高い作品。

「羅生門」の内容

平安時代、都は相次ぐ天災に荒れ果て、衰微していた。

ある日、一人の男が羅生門の下で雨やどりをしていた。

この男は、仕えていた主人から解雇され、このまま死を待つか、盗人になるかと思いつめるが、盗人になる勇気は持ち合わせていなかった。

寒さに震えた男は、一晩の宿をとろうと羅生門の2階に上がる。

すると、そこには身寄りのない遺体がいくつも捨てられており、死体の中に一人の老婆がうずくまっていた。

その老婆は死体の長い髪を引き抜いていた。

男はその老婆に激しい怒りを感じ問いつめると「抜いた髪でかつらを作って売ろうとしていた。こうしなければ、わしは飢え死にしてしまう」と老婆は答える。

老婆の言い分を聞いた男は、老婆が着ている衣服をはぎとり、「俺もこうしなければ、飢え死にしてしまうんだ。恨むなよ。」と言い、夜の闇の中へ消えていった。

心を鬼にして、生き抜くことを決めた男の物語。

映画「羅生門」

1950年(昭和25年)の黒澤明監督による映画「羅生門」は、芥川龍之介の小説「羅生門」と「藪の中」を合わせて合作したもの。

この映画は、世界の黒沢の最高峰とも言われ、1951年にヴェネチア国際映画祭金獅子賞とイタリア批評家賞を受賞、1952年にアカデミー賞名誉賞(現在の最優秀外国語映画賞)を受賞し、日本映画の素晴らしさを世界に認めさせる作品となった。


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