マルクス「資本論」から読み解く資本主義

今、再びマルクスの「資本論」が再び脚光を浴びています!

2008年9月にリーマン・ショックが起き、その後の世界金融危機以降、カール・マルクスが書いた「資本論」が再び脚光を浴びています。

初版は1867年に刊行されたとても古い本です。

資本論 1
資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)
資本論 2
資本論 2 (岩波文庫 白 125-2)
資本論 3
資本論 3 (岩波文庫 白 125-3)
資本論 4
資本論 4 (岩波文庫 白 125-4)
資本論 5
資本論 5 (岩波文庫 白 125-5)
資本論 6
資本論 6 (岩波文庫 白 125-6)
資本論 7
資本論 7 (岩波文庫 白 125-7)
資本論 8
資本論 8 (岩波文庫 白 125-8)
資本論 9
資本論 9 (岩波文庫 白 125-9)

世界の知識人がマルクスの「資本論」の再評価を声高に訴える

アメリカやヨーロッパでは代表的な知識人たちがマルクスの「資本論」の再評価を声高に訴えています。

フランスの経済学者であるジャック・アタリ は「マルクスの考えが今ほど的確である時はない。マルクスを読まなければ21世紀は理解できない。」と語っています。

新しい翻訳や入門書、解説書の出版が相次ぐ

日本でもマルクスの「資本論」のコーナーを設置している本屋が増えました。

難解と言われている「資本論」の新しい翻訳や入門書、解説書の出版が相次いだからです。

若い世代や勉強熱心なサラリーマンの読者を中心に売れ、累計で10万部、15万部を超えたものまで現れました。

いまこそ『資本論』
いまこそ『資本論』 (朝日新書)
マルクスは生きている
マルクスは生きている (平凡社新書 461)
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
マルクスる?世界一簡単なマルクス経済学の本
マルクスる?世界一簡単なマルクス経済学の本
一週間 de 資本論
一週間 de 資本論

マンガでサクッと時代背景と概要を理解

マンガで分かりやすく解説するものも出版されています。

マルクスの「資本論」を読み解くには、当時の時代背景を知っていることが絶対条件になるので(おそらく、当時の時代背景を知らないと理解できないと思われます。)、マンガでサクッと「資本論」が書かれた時代について知るのは良いことだと思います。

資本論 (まんがで読破)
資本論 (まんがで読破)
続・資本論 (まんがで読破)
続・資本論 (まんがで読破)
理論劇画 マルクス資本論
理論劇画 マルクス資本論

かつて、社会主義に強い影響を与えた

かつて、マルクスの「資本論」は時代を大きく動かしました。

1917年にロシア革命を起こしたソ連をはじめ、社会主義の国々の成り立ちに強い影響を与えていたのです。

しかし、1989年にベルリンの壁崩壊し、1991年にはソ連が崩壊するなど、20世紀後半には社会主義の国々は次々と崩壊していきます。

その結果、時代は資本主義の1人勝ちに。

そして、「資本論」は次第に読まれることが少なくなりました。

とろこが、2008年の金融危機によって状況は一変します。

多くの労働者が貧困に追いやられ、失業者も増加し、世界中で格差が広がりました。

それは、まさに「資本論」でマルクスが描いたむき出しの資本主義の姿でした。

「資本論」は1867年に書かれた本ですが、昨今の資本主義社会の変容から、マルクスが分析した当時とよく似てきていると言う知識人は少なくありません。

労働者のために資本主義の実態を暴こうとした

「資本論」が世に出た19世紀は、ヨーロッパでは産業革命によって労働環境が大きく変化していました。

多くの労働者は劣悪な条件の下、わずかな賃金で働かされ、不況になれば失業し、困窮を極めていました。

そんな労働者たちのために、資本主義の実態を暴いてみせたのがマルクスの「資本論」だったのです。

そして、現代の日本。

長引く不況の中、リストラや派遣切りで職を失い、貧困に追いやられる労働者が増えています。

それはまさに、マルクスが「資本論」で描いたむき出しの資本主義の姿が映し出されています。