カール・マルクスは「資本論」の中で次のように言っています。
現実に起こる恐慌の原因は、資本主義的生産の衝動に対する大衆の貧困と消費の制限である。(資本論 第3巻5編30章)
マルクスは資本主義が進むほど、貧困が広がり、消費が冷え込み、急速な不景気になり、恐慌は確かに起こるのだとと考えていました。
マルクスは「資本論」第1巻4編13章の「機械装置と大工業」で工場の機械化によって失業者が生まれる過程について書いています。

1日の労働時間の中で労働者が賃金以上に働いた労働時間が資本家の利潤となります。
その利潤は新たな資本として工場の機械化に使われます。
機械化が進むと、労働者が余り、失業者が増加します。
機械化によって失業し、貧しくなった労働者は、工場が生み出した商品を買うことができなくなります。
これが、マルクスが考えた恐慌のメカニズムの1つでした。
そして19世紀には、ほぼ10年ごとに繁栄と恐慌の波が繰り返されました。
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