機械が導入されると労働者がリストラされ、賃金低下を招く

機械が導入されると労働者がリストラされる

1日の労働時間を法律で制限され、労働者の労働時間を増やせなくなると、資本家は労働者の労働時間を短くして利益を増やそうと考えます。

相対的剰余価値

つまり、「必要労働時間」を短くしようとしたのです。

そのために、機械を導入して、労働時間をコンパクトにして、労働強化をしました。

機械を導入することによって「必要労働時間」が減るということです。

ところが、機械が入ってくると思わぬ事態が起こります。

人間がいなくても、機械でいいということになってしまうのです。

そうすると、労働者がリストラされるという可能性が出てきます。

人間が機械にとって変わられてしまうのです。

失業者の増加は労働者の賃金を引き下げる効果を持つ

資本論には次のような表現があります。

機械類によって直接必要でない人口に転化させられた労働者の一部は、(中略)労働市場を飽和させ、労働力の価格をその価値以下に引き下げるのである。

要するに、機械が出現することによって、労働者が仕事を失い、リストラされます。

すると、失業者がたくさん出現し、その結果、現実に働いている労働者の賃金を引き下げるという効果を持ちます。

不平不満を言うならリストラされた失業者の中から変わりを見つけるよと。

資本家は労働者に「お前の変わりなんていくらでもいるんだよ」と言います。

これが、資本主義社会が新たな展開として起こしてきた問題です。

まさに、今の日本をそのまま象徴しているようなことが当時から起こっていたのです。

現代の日本ではリストラや派遣切りによって突然職を失い、食事や寝場所の確保さえままならない人も少なくありません。

恐慌のメカニズム、資本主義が進むほど貧困が広がり恐慌が起こるに続く »