ニーチェ「永遠回帰」人生が何度も永遠に繰り返されるという思想

ニーチェ「永遠回帰」
人生が何度も永遠に繰り返されるという思想

「永遠回帰」とは自分の人生が寸分違わず、何度も何度も永遠に繰り返されるという思想です。

ニーチェは永遠回帰を理解すると超人になれると言っています。

自分の人生が最悪であっても、それを受け入れて超人となる。

その秘訣が「永遠回帰の思想」なのです。

ニーチェの代表作「ツァラトゥストラ」には次のシーンが出てきます。

ある夜、ツァラトゥストラは幻影を見ます。

荒涼とした断崖のほとりで、若い牧人が横たわり、のたうちまわっています。

牧人の口からは黒く重たいヘビが垂れ下がっています。

牧人が力任せにヘビを引いても、引きずり出すことができません。

ツァラトゥストラは牧人に向かって「その頭をかみ切れ」と言います。

ヘビを噛みきり、その頭をはき飛ばした牧人は高らかに笑いました。

ツァラトゥストラは「牧人はもはや牧人ではない。もはや、人間ではない。1人の変容したもの、光に包まれたものである。」と思います。

このシーンに出てくるヘビはニヒリズム(「すべてのものは無価値である」とする考え方)を現しています。

なぜなら、「永遠回帰の思想」は良いことだけでなく最悪のことも巡ってくるからです。

でも、このヘビ(ニヒリズム)を噛みきって、ニヒリズムを克服すれば、永遠回帰を受け入れることができるようになります。

「光に包まれたもの」とは永遠回帰を受け入れて、最悪の事態も含めた自分の人生を肯定して、超人になったということを現しているのです。

永遠回帰の思想は現実には考えにくいように感じるかもしれません。

しかし、ニーチェは「エネルギー保存の法則のもとで万物が運動すると、永遠に時間がたてばまた元の状態がやってくる」と説明しています。

たとえば、抵抗がなくて止まることがないビリヤード台では5秒後、10秒後とどんどんボールの位置が変わっていきますが、1億円か1兆年か分からないが、ある時間がたてば、また元の状態が寸分違わずいつの日かは必ず来るだろうと。

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