ニーチェが恋した女性ルー・ザロメ

ニーチェが恋した女性ルー・ザロメ

ニーチェは38歳の時、1人の女性に激しく恋をします。

その女性とは作家ルー・ザロメ。21歳でした。

ルー・ザロメはロシアの貴族階級に生まれ、鋭い感受性と優れた知性に恵まれた女性でした。

ニーチェは若く美しく聡明なルー・ザロメに恋し、2度プロポーズします。

ルー・ザロメはニーチェのプロポーズをいずれも断りましたが、ニーチェへの思いがないことをはっきり示しませんでした。

それどころか、思いもよらない提案をしました。

ニーチェと同じようにルー・ザロメに恋心を抱いていたニーチェの友人と3人で共同生活をしようと言うのです。

彼らは自分たち3人のことを「聖三位一体」と名付けました。

やがて、3人の関係はこじれ、ルー・ザロメに嫉妬したニーチェの妹まで巻き込んで、事態は一層複雑になります。

悩んだニーチェは自殺を考えるまでになりました。

ニーチェとルー・ザロメは結局、結ばれることはありませんでした。

しかし、ルー・ザロメと過ごした時間の中でニーチェにとって生涯忘れられない出来事がありました。

それは、イタリアを旅行中、2人だけで長い散歩を共にしたこと。

のちに、ニーチェはルー・ザロメへの手紙の中で、「私の生涯で最も恍惚した夢を持った時間だった」と書いています。

ルー・ザロメとの出会いによって生涯で最も大きな悦楽と最も大きな絶望を味わったニーチェ。

この後、ニーチェは爆発的な勢いで「ツァラトゥストラ」を書き始め、失恋の翌年に10日で「ツァラトゥストラ」の第1章を書き上げました。

文章も非常に磨かれているものとなりました。

「ツァラトゥストラ」が19世紀末に再評価、戦後の新たな思想の源流にに続く »


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