ニーチェ「ルサンチマン」の意味、ルサンチマンは喜びを感じる力を弱くする

ニーチェ「ルサンチマン」の意味

「ルサンチマン」とは「恨み(うらみ)、妬み(ねたみ)、嫉み(そねみ)」という意味。

「ツァラトゥストラ」の中では「無力からする歯ぎしり」「無力からする復讐心」という意味で使われている。

ニーチェの晩年は挫折の連続でした。

書いた本は全く認めらず、体も壊し、愛した女性は友達とくっついてしまい・・・

耐え難いことがあったけど自分では何も変える力がない時に、人は誰かを恨んだり、社会を恨んだり、「もしあの時こうだったら、こうだったのになぁ〜・・・」と「たられば」に逃げます。

これが「ルサンチマン」です。

誰でも1度は経験があることと思います。

ルサンチマンは喜びを感じる力を弱くする

でも、そもそも「ルサンチマン」を持っちゃいけないのか?

イヤなことがあればネガティブな感情を持ってしまうのは、人間として当たり前じゃないのか?

なぜ、「ルサンチマン」はいけないとニーチェは考えたのか?

ニーチェは「ルサンチマンは喜びを感じる力を弱くする」と言っています。

でも、「恨み(うらみ)、妬み(ねたみ)、嫉み(そねみ)」の精神の中に入ってしまうと、喜びを感じる力が弱くなってしまうと。

何に出会っても、そこから良いものを感じとることができなくなってしまうと。

ニーチェは小さな幸せをどんな時だって感じ取れるはずだと考えていました。

ニーチェ自身は大変苦しい人生を送ったので、その中で自分が「ルサンチマン」に負けてしまうと、自分を取り囲む世界が「ルサンチマン」でいっぱいになってしまう。

それに負けないで、ささやかな喜びをくみとるために、ニーチェは多くの努力をしました。

その時に出てくるキーワードが「価値の転換」です。

「価値の転換」とはキリスト教ではない次の価値を作ることに続く »