ニーチェ「ツァラトゥストラ」の「深夜の鐘の歌」

ニーチェ「ツァラトゥストラ」の「深夜の鐘の歌」

ニーチェの「ツァラトゥストラ」の中に「深夜の鐘の歌」が出てきます。

一つ! おお人間よ!しかと聞け!

二つ! 深い真夜中は何を語るか?

三つ! 私は眠った 私は眠った

四つ! 深い夢から いま目が覚めた

五つ! 世界は深い

六つ! 昼が考えたよりも深い

七つ! 世界の苦しみは深い

八つ! よろこび それは心の底からの苦悩よりも一層深い

九つ! 苦しみは言う「終わってくれ!」と

十! しかしすべてのよろこびは永遠を欲する

十一! 深い 深い永遠を欲する!

十二!

十二!は書き忘れではなく、空白です。

ニーチェは「世界の苦しみは深い」「よろこび それは心の底からの苦悩よりも一層深い」と言っているので、たった1回でも本当に喜ばしいことがあったら、他のイヤなことすべて引き連れて、この人生を何度でも生きるに値するんじゃないと言っているという解釈ができる。

永遠回帰の思想は「あなたが一番喜びとしているものって何だった?」と問いかけてくるところがある。

ルサンチマン(恨み、妬み、嫉妬の感情)やニヒリズム(「すべのものは無価値である」とする考え方)の良くないところは、喜びを忘れてしまうこと。

ニーチェが恋した女性ルー・ザロメに続く »