孔子の天に対する信念・考え方は「天恵派」

孔子の天に対する信念・考え方は「天恵派」

14年の放浪のさなか、孔子は宋の国で迫害を受け、軍部大臣の桓魋(かんたい)に襲われます。

殺されそうになりながらも、孔子はこう言い放ちました。

天、徳を予(わ)れに生(な)せり。桓魋(かんたい) 其れ予れを如何(いかん)。

天が道徳的な政治を世に広める役目を私に与えてくれているんだ。そういう天から与えられたこの私を桓魋(かんたい)ごときが殺そうと思って殺せるものか。

孔子はこのような神懸かり的な天に対するすごい信念を持っていました。

当時、天(神)に対する考え方は2つありました。

◆天恵派・・・天(神)は我々に恵みを与えてくれる存在。神様は我々に良い物を与えてくれて、決して見捨てたりしないという考え方。

◆天罰派・・・天(神)は人間に処罰を与える存在。自然は人間に災害のような試練を与えるなど。

孔子はまさに「天恵派」だったのです。

孔子の逆境を生き抜く、心が折れそうなときに乗り越えるための発想に続く »