孔子「論語」良いリーダー(君子)になるための自分の磨き方

良いリーダー(君子)になるための自分の磨き方

孔子は「論語」の中で君子(良いリーダー)になるたの自分の磨き方について次のように説きました。

(1)自分で自分を見限らない

力足らざる者は中道にして廃す。今女(なんじ)は画(かぎ)れり。

力が足りないなら、やるだけやってぶっ倒れろ。最初から「私は力がありません」というのは、自分で自分を見限っているんだ。

「いやぁ〜、僕はもう力がないからダメだよ。リーダーになんかなれないよ。」と思っている人に対して孔子が言った言葉。

「画(かぎ)れり」というのは、自分で境界を作って、「自分はここより上に行けないよ」と自分で自分を固定しちゃっている状態。

思いやりというのは他人にかけるのも大事だけど、自分自身にかけて自分を励まさなければならないというのが孔子の考え。

誰もがリーダーになれるんだから、それを見限らないで進めて行かなくてはならない。

(2)プラス思考で自分を磨く

「論語」の中に自分を磨く、いわゆる「切磋琢磨」を題材にしたエピソードがあります。

ある日、一番弟子の子貢(しこう)がやってきて孔子に問いました。

子貢「貧乏でもへつらわない人、金持ちでもいばらない人、2人は君子(良きリーダー)と言えますか?

そこで、孔子は答えます。

未(いま)だ貧しくても道を楽しみ、富て礼を好む者には若(し)かざるなり。

貧乏でも学問を楽しむ人や金持ちでも礼儀を好む人にはかなわないよ。

孔子は「プラス思考で自分を磨け」と説いたのでした。

孔子は「自分の中にあるやましい気持ちを否定してリーダーになるよりも、道を楽しむ(学問を楽しむ)、礼を好む(礼儀を好む)とプラス思考に考えなさい。」と説いている。

(3)他人の長所を伸ばす

君子は人の美を成す。人の悪を成さず。

良きリーダーは人の長所を伸ばす。悪い上司は欠点ばかり見つけて、部下を潰そうとする。

人は自分の欠点ばかり見つけてあら探しする人には着いていかない。

逆に、他人の長所を見つけてそれを伸ばすようにすれば、人は当然そういう人に向いていく。

「俺はリーダーなんてなりたくない」と言っても、他人の長所を伸ばすことをきちんと守っていれば、「俺はダメだ」と思っていたって、いつの間にか押されてリーダーになっている。

1人の人物に過剰な期待をしてはいけないに続く »