孔子の逆境を生き抜く、心が折れそうなときに乗り越えるための発想

孔子の逆境を生き抜く発想
心が折れそうなときに乗り越えるための発想

孔子が弟子に説いた言葉には、「逆境を生き抜くヒント」「心が折れそうになったときに乗り越えるための発想」が見えてきます。

孔子は病の床に伏した愛する弟子を見舞い、次の言葉で励ましていました。

これ亡からん。命(めい)なるかな。斯(こ)の人にして斯の疾(やまい)あること、斯の人にして斯の疾あること。

こんな天命はないよ。少なくともこれは天罰ではないよ。これはお前に与えられた試練なんだ。試練というのは必ず乗り切れる。乗り切れるだけの試練を天は与えるんだよ。

孔子は天(神)が与えた試練は、自分が乗り切れるだけの試練と考えていたのです。

裏を返せば、人生には乗り切れるだけの試練しかやってこないと考えることができます。

また、「論語」には次のようなエピソードもあります。

放浪のさなか、孔子一行は食料がなくなり、弟子たちは空腹で立ち上がることもできなくなってしまいました。

弟子の1人が孔子に不満をぶつけます。

「先生の教えとは違い、天は私たちに恵を与えてくれないじゃないですか。修行をつんだ君子でも困窮することはあるのですか?」

その時、孔子はこの言葉と共に弟子をなだめたのでした。

君子固(もと)より窮(きゅう)す。小人(しょうじん)窮すれば斯(ここ)に濫(みだ)る。

どんな立派な人間であろうと困難に陥ることがあるよ。それはしょうがない。立派な人間は困難になればなるほど落ち着いてどんなことにも動じない。ところが、小人はあわてふためく。

孔子は困難な時ほど、「泰然自若(落ち着いていてどんなことにも動じないさま。)」とすべきと説いたのでした。

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