孔子は最晩年に3000人の弟子たちに学問を教えていた

孔子は最晩年に3000人の弟子たちに学問を教えていた

孔子の弟子の中でも最も優れた10人の弟子を「孔門十哲」といいます。

孔子が本格的に私塾を開いたのは60代の後半から亡くなる74歳くらいまでなので、孔子の弟子たちはみな若いです。

孔子が最晩年に自分の夢を託そうとして作ったのが、いわゆる「孔子塾」。

どんな人でも孔子の弟子になれたことば、「論語」の次の一節から分かります。

束脩(そくしゅう)を行うより以上は、吾れ未だ嘗(かつ)て誨(おし)うること無くんばあらず。

束脩、つまり干し肉の束のような軽い手土産さえ持ってくれば、孔子は誰でも弟子にした。

孔子は学問への熱意と礼節を持った者には、誰でも分け隔てなく教えたのでした。

そのために、生徒は3000人にも上りました。

しかも、孔子は若くて就職口を探している弟子たちの悩みに正面から向き合いました。

「論語」には就職のアドバイスをした言葉も納められています。

そして、弟子たちは街の長官や国王の側近となっていったのです。

孔子の私塾は学びの場であると同時に、古代中国のハローワーク的な役割も担ったのかもしれません。

孔子の人間育成術 自分の頭で考えるに続く »